第8回 蘇るジャガーバルカン
骨董品データ
商品名 | ジャガーバルカン |
---|---|
発売元 | 株式会社ポピー |
発売 | 1981年 |
定価 | 不明 |
コメント | 太陽戦隊サンバルカンロボを運搬する巨大母艦。この骨董品はビックスケールではなくDXポピニカの方。 |
名前でピンときたアナタは戦隊ファン
今回紹介するのは「ジャガーバルカン」です。
……名前を聞いて( ゚д゚)ポカーンとしないで!!
まぁ、名前を聞いて「それだっ!」とピンときたアナタはきっと筆者と同年代か、古参の戦隊ファン。知らない方が当たり前です。
かく言う筆者も所有者のクセにこの骨董品の名前を思い出せず、色々と調べましたから。
前回紹介した骨董品"コインライタン"に引き続き今回も超合金モノ。まだまだ探せばあるものです。
太陽戦隊サンバルカンの巨大母艦
ジャガーバルカンとは栄えある戦隊シリーズ第5弾「太陽戦隊サンバルカン」に登場し、スーパー戦隊百科によれば
コスモバルカンとブルバルカンをはこぶきょだいぼかん
ヒーローが地球の平和を守るためには巨大ロボットが必要であり、巨大ロボットは空を飛べないから当然ロボットを運搬する巨大母艦が必要になってくるわけです。
Wikipediaによれば
歯があり、敵巨大モンスターに噛み付いたこともある。
らしい。ジャガーバルカン強すぎです。
DXポピニカ ジャガーバルカン
ジャガーバルカンのおもちゃといえば、超合金サンバルカンロボを格納可能な「ビックスケール ジャガーバルカン」の方が有名かと思います。
このジャガーバルカンはそのビックスケールのミニチュア版「DXポピニカ ジャガーバルカン」です。
大きさ的には8cm×12cm×8cmぐらいの小さいヤツです。
25年の時を超えおもちゃ箱から現代に蘇ったため、かなり満身創痍ですが気にしてはいけません。むしろこの方が歴戦の勇士っぽくって私は好きです。でも価値は下がるんだろうなぁ……。
まずはジャガーバルカンの雄姿から。
(左上から)
正面:強力そうな歯がステキ。
後面:この赤いボタンは?
上面:太陽の紋章が美しい
下面:やっぱりMADE IN JAPAN
小さくても凄いヤツ
「なんだビックスケールの方じゃないのかよ~ガッカリ」とバカにしてはいけません。こいつは小さくてもビックスケールに搭載されている機能は全て網羅されているのです(たぶん)。
まず上面の赤いバー(トサカっぽいやつ)を引くと、
もちろん塔の上部にはミサイルを搭載。赤いボタンを押すことで発射も可能です。これで機械帝国ブラックマグマが送り込むモンスターなんて一撃です。
さらにコスモバルカン(のミニチュア)とブルバルカン(のミニチュア)も格納可能。
背面の赤いボタンを押すことで、中央のバネが押し出されコスモバルカンが発進できることから、もしかしたらサンバルカンロボのミニチュアがあったのかもしれません。
……私は全く思い出せませんが。
こだわりのディテール
DXポピニカ ジャガーバルカンは子供だけが喜ぶようなオモチャではありません。よく見てみると細部にまで設定にこだわっていることが判ります。
たとえばブルバルカンが発進する格納庫。
右と左で作りが違うのがお判りでしょうか?ジャガーバルカンの設定通りにオモチャの方も作りを変えてあるのです。
こういう細かいところも妥協しない。これがメイドインジャパンのこだわりなのかもしれません。
メイン発射台の文字が「コズモ(COZMO)バルカン」になっているのは、設定を忠実に反映したのか、それとも単なる誤植なのかは不明です。