ポジティブヨコヤマ飛翔の後、次の順番であるミズノ氏は係員に何か話しかけていました。
ミズノ氏「水に上半身浸かるぐらいにお願いします!!」
公約通りのアホな勇気ある決断です。
さすが天才物理学者。自ら宣言したことは必ず実行に移します。
しかしジャンプマスターは「川の水が少ないので、水面に触れるか触れないかぐらいが限界」と回答。
ミズノ氏「( ̄ー ̄)ニヤリッ」
彼はさぞかし悔しかったのか、「それじゃぁデジカメ持って飛びますっ!!!」と宣言。
私としては水面タッチにすればいいじゃん、と思っていましたが…。
急遽デジタルカメラを持って飛ぶことに計画変更。
(当初の計画では、私がデジカメで撮影しながらバンジーすることになっていました。)
するとジャンプマスター。
マスター「デジカメ持って飛ぶのは良いけど、ガムテープで巻きつけたほうがいい。前にデジカメ持って飛んだ人がいたけど、
その人はデジカメを川に落としてしまったよ。」
と親切なアドバイス。
ガムテープが本部テントにあることを教えてもらったミズノ氏。
「ガムテープを取ってきます!!」
ジャンプを目前にしてなんと敵前逃亡。
ジャンプマスター「ではバンジーの順番を変えましょう。」
縞々の服を着た女性「え”っ…ΣΣ(゜д゜lll)!!」
さっきから写真に写っている縞々の服を着た女性。
彼氏がバンジージャンプしているときは、撮影席で職員のおばちゃんに、
「ジャンプ台に立つと凄い緊張するのよ~」
「脂汗はかくし、膝は震えるし、心臓は飛び出るぐらいバクバクいうし」
などと散々恐怖心を植えつけられた挙句、ミズノ氏敵前逃亡のせいで心の準備をする前に飛ばされるハメに。
縞々の服を着た女性が飛んだ後に、デジカメをガムテープで固定して帰ってきたミズノ氏。
いよいよ窪塚ばりの大空への飛翔です。
(左:撮影席からのカメラ) |
(右:ミズノ氏撮影) |
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係員にハーネス(足につける止め具のこと)をつけられるミズノ氏。 |
この時ジャンプマスターから「コワクナイデスカ?」と尋ねられたミズノ氏。
ミズノ氏「全然怖くありません!」(本人談)
いつもそうですが、根拠のない自信満々です。
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対岸のギャラリー(撮影席側)に手を振る。 |
なんか余裕しゃくしゃくなところが腹立ちます(^^;)。
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対岸のギャラリー(撮影席とは反対側)にも手を振る。 |
この瞬間、彼は我に返ったそうです。
実は、
今まで吊橋の上で順番を待っていたのも、
「水面に上半身漬けてください!!」と宣言したのも、
ジャンプ前に「全然怖くありません!!」と言い放ったのも、
全部、他人事。(本人談)
この辺の感覚は私にはよくわかりませんが…。
とにかく。
撮影席と反対側にいるギャラリーに手を振った瞬間、彼は自分を取り戻し、
「オレ、何やってんだぁ~!?」
と怒涛のように後悔の念が押し寄せ、
飛ぶのが怖くなったそうです。
しかしこの期に及んで、
「やっぱり怖いです。飛ぶの止めます!!」
などと言うことはありえません。
しょうがない…3秒間意識無くすか。
飛ぶのは俺じゃない。
橋の上からディレクター(←ミズノ氏。つまり自分のこと)が「面白い映像を撮れ!」と指示を出しているんだ。
俺は橋の上からバンジーするヤツの映像をカメラを通じて見ているだけなんだ(本人談)。
…と思い込むことにしたと言ってました。
人格分裂?
天才物理学者の思考は凡人には到底理解の及ぶところではありません。
5、4…
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自分からすすんでカウントダウンするミズノ氏。おそらく既に本人ではないのでしょう。 |
3、2、1…バンジー!!
後から写真を見てみると、
「俺は落ちない。斜め上にピョ~~ンッとジャンプする!」と大口叩いただけあって、フォームは美しいです。
まるで大空へ舞っているかのよう。
この時ミズノ氏は両岸のギャラリーから「キャ~~~~ッ!!」という悲鳴が聞こえて、
「俺、ヤバイぐらい上がっているんじゃないか!?」と初めて気づいたそうです。
仮にそうだとしても、手遅れなんですけどね。
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ばい~ん(2回目の最下点) |
振幅がなくなってからボートに救出されました。
(ジャンプ後のミズノ氏談)
こんなの楽しいとか、そんなんじゃねぇよ!!
飛ぶとかじゃなくて、ただ落ちるだけだよ。
もう二度と飛ばねーよ!!ヽ(`Д´)ノウワーン