第63回 犬吠埼灯台・地球の丸く見える丘展望台
スポット情報
名称 | 犬吠埼灯台 地球の丸く見える丘展望台 |
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住所 | 犬吠埼灯台:千葉県銚子市犬吠埼9576 地球の丸く見える丘展望台:千葉県銚子市天王台1421-1 |
休館日 | 無休 |
サイト |
犬吠埼灯台 地球の丸く見える丘展望台 |
初回訪問 | 2017.03.29 |
仕事に疲れ切ってしまい、ある時発作的に居ても立っても居られなくなり旅に出ました。
別に前もって銚子をピックアップしていたわけではありません。なぜ銚子を選んだのか謎なのですが、きっと雄大な景色でも見てみたくなったのだと思います。
銚子の犬吠埼はそんな雄大な景色を見て、感動に浸るには絶好のロケーションでした。
見渡す限りの青い空と水平線。海岸に押し寄せ岩場に打ち付ける荒波。
本当に地球という惑星の素晴らしさ、日本の良さを思う存分味わうことができました。
春休みの平日に行ったからでしょうか、人はガラガラの超穴場スポット。
そして景色だけではない、UFOも登場してしまうマニアック度も満載。
うまい魚を食べ、景色を見てボーッとするには最高です。
景色を見るだけしかできませんが。
犬吠埼灯台
豪快な犬吠埼の突端にそそり立つ白亜の塔、犬吠埼灯台は1874年(明治7年)英国人リチャード・ヘンリー・ブラントンの設計により造られた、
れんが造りの西洋型第一等灯台で、日本で24番目に点灯されました。
99段のらせん階段を昇った眺望は太平洋の孤島に身をおいた錯覚を覚えるほど雄大です。
犬吠埼灯台 | 銚子市観光協会 webサイトより
JR特急しおさいに乗って銚子駅に到着です。今回の旅はここからスタート。
イルカに逢えるらしい。ちなみにイルカとクジラの違いは大きさだけ。
銚子駅の外観。卒業式を迎えるだけでこの横断幕である。千葉科学大学とはいったい……
銚子は利根川と太平洋に面しています。利根川のすぐ向こうは茨城県。
昼についたのでまずは腹ごしらえ。ネットで評判だった食事処「鈴女(すずめ)」
海鮮丼(1,500円)。お値段は少し張るが肉厚の海産物がどっさり乗っていて、最後は大食い選手権状態。うまかった。
何この駅名。ディスってんのか!?(※ディスる =「侮辱する」のスラング)
銚子といえばキャベツ。銚子電鉄はキャベツ畑をゆっくりと走ります。
しかしリアルで関係者以外立入禁止なゴーストの館なのでした……。
銚子電鉄といえば経営不振を救った「ぬれせんべい」。そこかしこで売っていました。
道を歩いていくと眼下に雄大な海が現れます。押しては返す波が荒々しく、思わず息をのみます。
灯台にエレベータなるものはない。景色が見たければ階段を上がるしかない。
犬吠埼灯台の高さは27m(地上から灯火まで)。それでも下から見上げると結構でかい。
灯台の中は狭くひたすら螺旋階段。目指せ99段!運動不足にはツライ……。
99段の階段の先には……絶景が飛び込んできます。思わず感嘆の声を上げてしまいます。
観光客の間をぬって360°パノラマ写真を撮影。ぐるっと水平線。画像への直リンク
灯台下には資料館も併設されています。灯台の心臓部「1等レンズ」。高さ2.53m、直径3.03m、重量2.65トンの巨大レンズです。
レンズといってもガラス1枚ではなく、たくさんのガラスを組み合わせたものになっています。
千葉県のマップと犬吠埼灯台の範囲を示したマップ。一見、楽しそうな地図ですが、よく見ると……
犬吠埼灯台の初代レンズ。1874~1951年の約80年間使われていました。
遠くまで照らす灯台の電球は巨大なのかと思っていましたが、予想外に小さいのに驚きました。
灯台で使われているレンズ。300Wとか400Wとか、そんなものしかない。
洋式灯台建設に尽力した外国人。まさかここでヴェルニーの名を見ようとは……。
岩場に打ちつける荒波。「東映」の文字をここに見た!(※撮影時は冗談だったのですが、後で調べたら本物のようです:p)
灯台の近くに犬吠埼マリンパークがあります。マリンパークと関係のない像がシュールです。
地球の丸く見える丘展望台
地球の丸く見える丘展望館は、北総地区(千葉県北東部)で一番高い愛宕山の頂上に位置しています。
屋上の展望スペースから見える風景に、“地球が丸い”という事を実感できます。
天気のいい日は、360度大パノラマで、富士山や筑波山を見ることができます。
また、東洋のドーバーとも言われている屏風ケ浦には、十数基もの風力発電風車を眺望することができます。
地球の丸く見える丘展望館 | 銚子市観光協会 webサイトより
犬吠駅から歩くこと15分。やっと到着…ひたすら上りなのでツライです。
景色を見るだけで入館料380円は引きましたが……自分への投資と思って支払いました。
これが380円(←しつこい)払って見られる絶景。まぁいいか!屋上でそよ風に吹かれながら雄大な景色をしばらくボーッと眺めていました。
360°パノラマ写真は屋上テラスの中央に台があり、そこに立たないと撮影できません。当然たくさんいるカップルと戦いながら順番待ち。
画像への直リンク
奥に見える崖が屛風ヶ浦と風力発電の風車。次はここに行ってみたい。
地球の丸く見える丘展望館はなぜかフィリピン友好押し。このオブジェもフィリピンの方向を指しています。
2階は資料館になっています。階段を下りるといきなりUFOの巨大絵が出てくるので驚きます。なぜにUFO!?
これがUFOが出現する君ヶ浜から採取された謎の金属箔「銚子(金属箔)事件」。
この金属箔を発見者から譲り受け、調査を行ったのが歯科医で考古学者の瀧田正俊。
瀧田正俊氏は歯科医でありながら気象や植物、考古学に詳しい学者なのですが、今やUFO学者扱いw
UFOコンタクティー武良信行のブロマイド。これぐらい自意識がないとUFOは呼べない。
帰りは犬吠埼温泉郷の一つ「太陽の里」で温泉に使ってきました。客がほとんどおらず大浴場を貸し切り状態でした。
犬吠駅もすっかり暗くなりました。観光地の駅舎ですら夜になると駅員すらいなくなります。
夜のホームも寂しいものです。ローカル鉄道の宿命でしょうか、人件費は極限まで抑えられています。
駅員と車掌は夜にはいなくなります。昼間でも車掌が無人駅のホームに駆けおりて改札業務までしなければなりません。
夜の電車は運賃表を見て運賃箱に料金を入れる方式。まるでバスのようです。ローカル線の厳しさを垣間見ました。