昔から本好きな自分ではあるのだが、最近は本はAmazonなどインターネット経由で購入することが多いため、 久しく本屋から足が遠のいていた。
ふとした用事で外出した際に、久々に本屋に足を運んでみた。
やはり本屋は良い。
様々な本のタイトルを眺めながら本棚から本棚へ。ふと気になった本を手にとって中身をつまみ食い。 芸能関係の読むに値しない(というより自分のアンテナに引っかからないだけ)本は全てすっ飛ばして、主に新書や自己啓発系の本を見て回る。 ベストセラーや小説などのコーナーも少々。
思えばほとんど小説で、新書などは割合的には2割あるかないかという昔と比べれば、今ではそれがほぼ逆転。 成長したのか、それとも歳を取ったのか、不思議に思う。
これがあと30年もすれば盆栽とか囲碁のコーナがメインになるのだろうか……。まさかね。
いま一番興味があるのが自己投資というか自己啓発。
昔は「けっ」としか思えなかったものが、いまでは血眼になって良書との巡り会いを期待している自分がいる。 自分も変わったものだ。
しかし本屋は凄い。まさに知識の泉だと思う。先人たちが習得したノウハウが無尽蔵に本の中に閉じこめられている。
何冊かの本を手にとって中を2,3ページ掻い摘んだだけで、感心する良いことが書いてある。 特に自己啓発系に関していえば、どれも言うなれば"当たり前"のことばかり。 しかしそのどれをとってみても少なくとも自分は実行できていないことばかり。
"自己啓発"というと、某宗教のセミナーとか怪しい通販など限りなく胡散臭い印象を受けてしまうのだが、要するに
「時間はどの人間でも平等に与えられている。その時間を有効に使うのも無駄に過ごすのも、その人の自由。 だったら無駄に過ごすよりも少しでも有意義に使って充実した人生を過ごしましょう」
ということに集約されるのだと思う。 別に組織の中で出世を目指すとか、自己啓発で会社のために馬車馬のように働け、というのではなく、 昨年より今年。先月より今月。昨日より今日。自分なりのペースで少しでも成長し続けるためのもの。
ここで本の世界を巡っている中で自分なりに心に引っかかった内容を、思いつくままに書き出してみたいと思う。 もちろん何の本のタイトルは全く覚えていません。
- 自分の目標に具体的な日付を入れる
- 「いずれはこうなりたいなぁ……」と考えているだけではただの願望。日付を入れてこそ目標となる。 会社の仕事にはスケジュールがあるのは当たり前だけど、個人のことになるとスケジュールがない人が多い。
………これ、俺のことだわ。
- 時間家計簿を付ける
- 何時から何時まで何をやったかを付ける。ただ「何をやったか」だと大変で続かないので、4項目ぐらいで付ける。 "仕事"、"息抜き"、"自己投資"、"生活関連"。あとで見直すと何をやったかよくわからない意味不明の時間が多いことわかる。 その時間は「隙間時間」だ。有効活用しよう。
- 本を読むときは線を入れながら読む
- 自分なりに"気になったところ"、"これはいい!"と思ったところには線を引く。
- 本はたくさん読む。だが1ページ目から読まない。
-
1ページ目から隅々と読んでいては、たくさん読めない。だから目次と見出し、その見出しの最初と最後の部分を中心に
飛ばし読みする。それでも心に引っかかる内容がある。そのときは戻って読み返す。気になるところは線を引く。
- 線を引きっぱなしにしない
- 線を引いたところ、特に気に入ったところを抜き出して、メモなりノートに書き出す。体裁は整えなくて良い。 そしてそのメモを隙間の時間に見直す。その内容をモノにする。同じ本は2度読み返さない。
「たくさん本を読むけれど、読んだあと何が書いてあったのかサッパリ覚えてない。読んだ意味あるのか」と悩んでいた自分にとっては目から鱗の内容。
こんな風に世の中で活躍している先人たちに書籍の中から自信満々に語られると、なんとなく実現できそうな気がするから不思議なものだ。
……できるところから実行していこう。明日の自分のために。
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