みなさんの会社に入社した新入社員たちもそろそろ研修を終え、実戦配備が近くなる季節ではないでしょうか。
この4月に入社した弊社の新入社員達も研修とは名ばかりの放置プレイを終え、一人二人と実務の手伝いをしてくれています。
以前、今年の新人は非常にクオリティが高いという記事(→「新人サン(前編)(後編)」)を書きましたが、 今回はその中でも最も期待している新入社員コンバット君(※1)のその後の活躍について。
(※1)コンバット君・・・彼がエントリーシートで「良く読む雑誌」の欄に"コンバットマガジン"と書いたことから。もちろん本人は陰でそう呼ばれていることなど知る由もない。
実は私とコンバット君は同じ部署ではありません。そのためこれから書く内容は彼と同じ部署であるH内君の情報が元になっています。そのため多少の誇張があるかもしれません。
コンバット君のクオリティの高さは以前からチラホラと耳にはしていました。H内君のタレコミ情報によればコンバット君は上司・先輩が言うことを、とりあえず必ず否定するらしい。
例えばこんな感じ。
上司「コンバット君。このテストプログラムを作って欲しいんだけど」
コ「いや、それは・・・・」(←とりあえず否定するものの後が続かない)
万事この調子。しかしこれだけなら可愛いものです。プライドが高い人にありがちです。「俺にこんなショボイ仕事やらせんな、俺がやる仕事はもっと大きいんだ」ってね。
テストプログラムを作ることになったコンバット君。
コ「できました」
H内「どれどれ・・・」
テストプログラムを実行する。アイコンをダブルクリックした瞬間いきなり例外エラーが発生。プログラムがぶっ飛ぶ。
H内「・・・動かないじゃん」
コ「いや、動いてますよ」
ちょっと分かりにくいのですが、コンバット君はプログラムが動いたからエラーになったと考えているようです。
・・・スマンがそういう発想はなかったわ。それなんて禅問答?
あまりのクオリティの高さにただ唖然。入社式当日に「弊社の社員も(新人の)新しい考え方を受け入れろ」というお言葉がようやく理解できました、しゃちょー。
どうにか起動するようになったテストプログラムのテストをする事になったコンバット君。 「○○の動作でエラーとなることを確認する」というテスト項目がOKになっていたのでH内君がその通りにプログラムを動かすと、またも例外エラー。
H内君「このテスト確認したことになっているけどダメじゃん」
ここでコンバット君の返答。・・・もうおわかりですね。
コ「いや、確かにエラーになりましたよね」
H内君「・・・・・・・・・。」
プログラムを書いたことある人なら、この返答が屁理屈だと分かると思います。ただ本人は至って本気。本気だけに始末が悪い。
自分の代は前後の新入社員と比較しても不作の年と言われ、自分は同期の中で一番デキが悪かった(←デキが悪いから最後まで残っている・・・)が、 さすがにここまで酷くはなかった。
中堅社員が抜けた穴を毎年の新入社員が埋める。そしてその新入社員はクオリティが非常に高いときた。素晴らしいね、ウチの会社は。
ま、これからのクオリティの高さに期待することにしましょう。
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