第15回 JAXA相模原キャンパス
相模原市立博物館のすぐ隣。
JAXA(宇宙航空研究開発機構)の相模原キャンパスです。最先端の観測衛星がこのキャンパスで設計され実験が繰り返されています。
まさに日本の宇宙開発の最先端基地
研究施設だからと言って尻込みする必要はありません。受付に見学を申し出れば、誰でも気軽に展示室を見学することができます。
観測衛星を見て涎を垂らしてしまう(？)宇宙ファンには必見の施設です。
JAXA 相模原キャンパス
相模原キャンパスは、旧宇宙科学研究所の中核部として、1989（平成元）年4月に開設されました。丹沢山地を望む静かな環境に 囲まれたキャンパスは、研究・管理棟、研究センター、そしてロケット・人工衛星搭載機器の基礎開発／試験を行う特殊実験棟など 設置されています。
（中略）
相模原キャンパスでは、大学院教育など人類社会の発展を担う次の世代の育成も行っています。また全国の大学の共同利用機関の 一つとして研究者を集めさまざまな研究活動を行うとともに、世界各国からの研究者も受け入れ、宇宙科学研究の拠点として、 宇宙科学の発展に貢献しています。
JAXA 相模原キャンパス ウェブサイトより
JAXA相模原キャンパスの入口。守衛さんに見学の旨を伝えて中へ。
ただの殺風景な研究施設ですが１階は展示ブースになっています。
まずは屋外の展示から。固体燃料ロケットM-V-2の実物大が展示してあります。
「M-V-2」のロゴが眩しい。
M-Vロケットの巨大ノズル。"はやぶさ"もこのシリーズで打ち上げました。
M-Vロケットの解説。ちなみにM(エム)ではなく、M(ミュー)と読みます。
こちらはM-3-SIIロケット。M-Vと比べて小さめ。
こんな偉大なロケットがすぐ見られるのが魅力。
日本の宇宙科学開発に大きな貢献を果たしたロケットです。
いよいよ屋内展示へ。真っ先に目に飛び込んでくるのは…。
小惑星探査機「はやぶさ」。かなりの大きさに圧倒されます。
内之浦宇宙空間観測所……だったかな。ここは元宇宙研のため種子島より内之浦。
衛星の模型シリーズ。月探査衛星「かぐや」
忘れました（汗）
小型ソーラー電力セイル実証機「イカロス」
Ｘ線天文衛星「あすか」
X線天文衛星「すざく」
赤外線天文衛星「あかり」
太陽観測衛星「ようこう」
工学実験探査機「ひてん」
金星探査機「あかつき」。負けるな！「あかつき」
「あかつき」へ向けて著名人からの応援メッセージ。
偉大な先人たち……の模型。
探査機「はやぶさ」が着陸の目印にしたターゲットマーカー。……マクラみたい。
スペースシャトル搭載カメラ。大砲かと思ったぞ。
国際宇宙ステーション実験棟「きぼう」。誰が設計したのだろうか…。
日本の宇宙開発はこの小さなロケットから始まったのです。
人工衛星搭載の回路。毎回特注品なので手作り感満載です。
固体燃料ロケットは海に向けての斜め発射が熱い
次世代固体燃料ロケット「イプシロン」開発のために国はもっと予算出せ！