第45回 東武ワールドスクウェア

スポット情報

名称 東武ワールドスクウェア
住所 栃木県日光市鬼怒川温泉大原209-1
休館日 無休
サイト 東武ワールドスクウェア
初回訪問 2014.9.28

旅の前に職場で鬼怒川温泉に行くという話になったとき、社会科の先生が「鬼怒川と言ったら東武ワールドスクウェアでしょう」 などという。

事前に調べていたので、東武ワールドスクウェアってただのミニチュアの展示会場でしょう?それに2,500円という入場料。
正直行く気が起きませんでした。

でもその社会科の先生は「2時間で世界一周ができますよ。そして絶妙なマニアックさが良いんですよ」
そして極めつけが「僕は旅行に行っても写真なんて撮らないんですが、ここはバシバシ写真を撮りまくっちゃいましたよ~」

……この一言で行ってみようかという気になった。

弟は高い入場に猛反対。最後の最後まで反対していたが、抗議を押し切って行って見たら絶妙なマニアックさにすっかり魅了されていました。
そして自分も写真をバシバシ撮りまくっていました。



東武ワールドスクウェア

時間と距離を超えた感動を体験してください

このたびはご来園を賜り、ありがとうございます。

四十五の世界文化遺産をはじめ各国の名所・旧跡の建築物を二十五分の一の縮尺で展示する 東武ワールドスクウェアは、皆様の温かいご支援を賜り、二十周年を迎えることができました。
注目していただきたいことは建築物の精巧さはもちろん、この施設をつくろうと考えた私たちの想いです。

日本にいると気づかないかもしれませんが、世界の建築物や遺跡はかなりの危機を迎えています。
ギリシャのパルテノン神殿、カンボジアのアンコール・ワット、中国の万里の長城、莫高窟・石窟などは、 公害や風化・内乱によりかつての姿を失いつつあります。
これらの文化遺産を守りながら、人類の英知・文化・遺産を建築美の中に見出し次の世代へと引継ぎ、 世界平和に貢献しようとユネスコが中心となり修復、維持を含めた運動を展開しています。
特に、世界各地で戦争が発生し、非力な女性や子どもたちが犠牲となり、難民生活を余儀なくされている姿を みるにつけ胸が痛みます。
文化遺産の中にも、これと同様に奴隷や多くの人々を犠牲にして完成した建物も多いといわれています。
平和をだれもが望んでいるとはいえ、戦争は人の心の中で生まれます。
心の中に常に平和の火を灯し、相互に信頼することが出来れば、人間の「尊厳・平等・相互信頼・尊重」が生まれ、 殺人事件が連日マスコミで報道されることもなくなると思うところです。

世界文化遺産の建築物を観ていただき、「人間の偉大さ」とともに、物事を成し遂げた「情熱・英知」を感じとっていただき、 来園されたお客様一人ひとりが「夢・感動・興奮」を呼び起こし、知的感覚を盛り上げ、人類の歴史とその美に出会う場所、 夢・感動・興奮を通じてコミュニケートできる場所として、また自分自身を「奮い立たせる場所」として活用し、 御自身の「心」の夜明けに活用してほしいと願っております。

「世界が平和ですべての人が幸せになることを心から願っています。」

世界建築博物館"人と文化が出会う"東武ワールドスクウェア 総支配人より