教員採用試験の1次試験(筆記試験)で不合格ならば「勉強が足りなかった…」で己の努力の足りなさを嘆けばよいのですが、 2次試験(面接)で不合格となると自分の人格全てを否定されたようで打ちのめされた感があります。
不合格を知った日と次の日は家に閉じこもっていたのですが、以前S田氏とS本氏に誘われていたのを思い出し、今日は気分転換に東京競馬場へ。
不合格の恨みは馬で晴らす!!
……とは言うものの、S田氏とS本氏のように1レース(10時発走)からヤル気満々という気分にはさすがになれず、 ダラダラと朝遅い時間に起床。午後のレースから参加することに。
実はお馬さん自体は高校の頃からずっと見てきたものの、競馬場にはほとんど行ったことがありませんでした。 東京競馬場に行くのは実に約20年ぶり。20年前に父親に「動物を見に行こう」と誘われ、多摩動物公園かと思いきやなぜか東京競馬場。
あながち嘘ではないのでしょうけど……。ネタのような本当の話。
府中本町から競馬場直通口(またこの直通口がまるで遊園地にでも行くような気分にさせられるような作りで驚いた)と通り抜けると、 いよいよ入場ゲートです。
……あ、競馬場って入場料必要なんでしたっけ。忘れてました。ちなみに入場料は200円ナリ。
薄暗い入場ゲートをくぐり抜けると、東京競馬場の広大な風景が一気に眼前に飛び込んできます。広い。とにかく広い。 果てしない青空と一面に広がる緑の芝生。そして左側のメインスタンド建造物が見事に調和しています。
晴天に恵まれたせいもあるでしょうが、この光景が目に飛び込んできた瞬間は感動しました。
自分が到着した時は13時をちょっと回ったとき。メインレース(15時40分発走)までかなり時間があるのでお客の入りはこんなもの。 まだまだ余裕があって広々と良い感じです。ちなみに15時過ぎになるとこのメインスタンドはギッシリ人間で埋まります。
競馬場なんてハンチング帽に赤ペンを耳に挟んだ馬券オヤジの巣窟かと想像していましたが、時代は変わったものです。 親子連れやカップルで来ているお客さんも結構見かけました。 確かに晴天に恵まれた日であれば、のんびりと過ごすには最適の場所かもしれません(コースの内側には芝生もある)
先に来ているはずのS田氏とS本氏に連絡を取る前に、少しメインスタンド付近を歩いてみました。
ゴール前付近には改装した東京競馬場の新名物である巨大ターフビジョン(高さ11.2m、幅66.4m)が鎮座しています。 このターフビジョンがまた大きいのなんのって。しかも日差しがかなり強いのにはっきりくっきり映像が映っているところが素晴らしい。 いったいどこのメーカーなのでしょうか。
そしてメインスタンドには傾斜上に配置された簡易席(2枚目の写真、中央下付近に見える青っぽい席)で、 オヤジやカップルたちが思い思いにレースを楽しんでいたのですが、皆さん予想に熱中しているせいでしょうか……。
……ちょwwwパ○ツ見放題www
入場料200円って実は拝観料込みだったんですね。ビバ!東京競馬場。みんなも競馬場へ急げ!(マテ。
パ○ツの鑑賞にも飽きたのでS本氏に連絡を取り合流。
S田氏は別に用事があるらしく別行動を取っている間にS本氏と東京競馬場巡りです。
競馬中継などで映し出される検量室前はテレビ中継でよく映し出される場所なので、その場所がこの目で見られて感激でした。 ……っていうか今、目の前を横切った騎手って福永騎手(※1)か?ナマ福永騎手が見られてさらに感激。
(※1)福永騎手……福永祐一騎手。かつて「天才」の名を欲しいままにし落馬事故で引退を余儀なくされた福永洋一騎手の息子。筆者が応援している騎手の一人。
別用事を済ませたS田氏と合流し、競馬場内でまずは腹ごしらえ。メインスタンドの上の方にはレストラン街があり和洋各種取りそろえております。 和食の店に入ったのですが、メニューの中に馬刺しはありませんでした。当たり前ですが。 「○○○号の馬刺しでございます」なんて店員に出されたらトラウマになりそうです。
昼食はなんでも以前S田氏が馬券で大勝したらしく、豪勢にも鰻重を彼に奢ってもらいました。ごちそうさまでした。
しかしさすがは競馬場。店の中にはテレビが設置してあり、レース実況や配当が見られるようになっています。 「レースも見ないで飯食っているヤツ(特にカップル)。コイツらいったい何しに来たんだろうな」とS田氏。
まさしくその通りだ。何しに来ているのかわからないカップルは放っておいて、我々は勝負に来ているのだ。 暗証番号を揃えて現金を引き出す。暗証番号はたったの1桁~3桁。これで揃わない訳がない。
さぁ!いざ勝負!勝負!
(つづく)
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