「わらわは邪悪なモンスターどもを片っ端から征伐するためにジャンボ村(※1)という村に居を構えることにしたのじゃ。」
(※1)ジャンボ村……(ネットワークに繋がない)1人プレイモードでゲームを開始したときのプレイヤーの拠点となる場所。
「邪悪なモンスターを征伐するためには、何故だかわからぬが"○○というモンスターを倒して下さい"という類の仕事の依頼を受けなければならないらしい。 そんな面倒臭い手順を踏まずとも、ズカズカと密林に分け入って片っ端から征伐すればよいではないか。」
そんな訳で前回、我が分身【Kushana】殿下を作成し、いよいよハンター生活を始めることになったのですが。 いきなりド素人がネットワークにログインしてプレイするのもどうかと思われたので、【村へ行く】(※2)を選択し1人プレイでハンター生活のイロハを学ぶことに。
(※2)【村へ行く】……1人プレイでゲームを始めるときに選択する。ちなみにネットワークにログインしてプレイするときは【街へ行く】。
PlayStation2で遊んだことがある人は知っているかもしれませんが、PlayStation2のコントローラはボタンの数が強烈に多い。 マウスとキーボードに慣れ親しんだ私としては、十字キーと○、×、□、△ボタンでも大変なのに、さらに左右のジョイスティックとLボタン2つ、Rボタン2つ全部使う……と来た日には正直言って指が攣りそうです。 ……って言うか指は十本しかありませんが。これ操作できるんか?
「まだ狩りに慣れていないせいであろう。どうもまだ体が上手く動かぬのじゃ」
昨今のゲーム全てに言えることですが、強いモンスターを倒すためには強い武器と防具が必要。しかし強い武器と防具を揃えるには金がかかります。 で、これまた昨今のゲーム全てに言えますが、ゲーム開始当初は貧乏です。このジレンマをどう解決するのか?最初は簡単な仕事をこなして賃金を貯めるしかありません。
はたらけど はたらけど猶わが生活楽にならざり ぢっと手を見る(石川啄木)
まさにそんな心境。
「早速仕事を取ってくることにしよう。この村で仕事得るためには酒場の看板娘に声を掛ければよいらしいぞ。」
「……いたぞ。この娘は少しでも油断するとすぐに居眠りをこく。まったく不届きなやつじゃ。 しかもこの酒場はあまり儲かっているとは思えぬ。この娘はどうやって日銭を稼いでいるのか。ウェイトレスだけでは賃金が安くてやっていけまい。 きっと裏で客を取っておるのに違いない……」
最初はジャンボ村の村長からの【特選キノコ5個納品】という仕事を引き受けることに。地味な仕事ですが資金を貯めるためには耐えなければなりません。
「これであとは目的地に向かうだけじゃ。酒場のすぐ近くにある橋を渡ると着くらしいが、どうやって着くのかはわらわにも判らぬ」
……………………………………。
最初の活動場所である【密林】はこのような風光明媚な場所にあります。
この密林で飛んだり、走ったり、よじ登ったりしながら仕事をこなしていきます。 ところで強い武器や防具を買ったり作ったりするために必要なものはお金だけではありません。 武器や防具を作るための【素材】も必要となります。 また回復薬などのハンター生活に必要な物資も村にいる雑貨屋のネコはボッタクリのような値段を付けてくるので、 これも基本的には【素材】を集めて自分で作らねばなりません。
そのために………
乞食よろしく地面に這いつくばってキノコや草を捜したり……、
太公望よろしく釣りにふけったり……、
虫網を振り回して昆虫採取。
これぞサバイバル生活
「なんかえらい地味じゃの……、ええい!いったいいつになったらモンスターを征伐できるのじゃ!」
(つづく)
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