こともあろうに三重県教員採用試験の試験日を1週間勘違いしていたために、仕事を定時で逃げだし切り上げてその足で荷物まとめて東京駅へと向かうハメになった。
今回の旅は津・松阪 三重県試験行脚の旅(←ただの出張)。ちなみに採用試験の感想についてはこちら(→「試験雑感(三重県)」)を参照下さい。
決戦の地(三重県津市)へ行くためには東京駅から新幹線で名古屋。そこから近鉄線で津まで行くのが近い。全行程およそ3時間程度。日本も随分狭くなったものです。
東京駅へ着いた私はまず新幹線の切符を買うべく自動券売機へ。小学生の頃は緊張しながら窓口で係のおじさんに行き先を告げて指定席を買ったものですが、それが今や自動券売機で指定席も買える時代。随分便利なったものです。
自動券売機でメニューから"新幹線指定席購入"を選択。すると東京駅までのキップを入れろとか機械が言うのでSuicaを挿入。ところがSuicaが吸い込まれたままウンともスンとも先に進まない。焦って端末のメニューをあちこち触りまくるが全く反応なし。ますます焦る自分。しかし他のメニューは効かないくせして「取り消し」を選択すると何事もなかったかのようにSuicaが吐き出されるのです。 周囲から思いっきり挙動不審人物か操作に対応できない馬鹿じゃないかと思われていないか周囲を見回すと「Suicaは使えません」という張り紙が目に入った。・・・全く使えないことこの上ない。結局、窓口に並んで指定席を買うことになった。
新幹線に乗るまでに時間が少し空いていたので、まずは腹ごしらえと駅弁を買うことにした。売店でひときわ"買ってくれくれ光線"を放っていた弁当があったので思わずそれを指名買い。
その名も、
21世紀 出陣弁当。
まさに今の自分のためにあるような弁当ではないか。しかしこれで1,000円はちょっと高いぞ・・・。
やはり「こだま」と違って「のぞみ」は速い。品川駅の次はもう名古屋駅。車中で弁当食べて、トイレ行って、少し本を読んでいたらあっという間に到着。
名古屋駅からは近鉄線に乗り換え。実家に帰るのに終点の賢島駅までよく利用していたので近鉄線はなじみの鉄道だが、一番早い特急が津駅まで行くのかどうかわからない。こうなったら駅員に尋ねるしかない。ちなみに地元民は津のことを"つ"とは言わず、"つぅ"(語尾上げ)と発音する。部外者ということがバレてm9(^Д^)プギャーと馬鹿にされないためには、この"つぅ"という発音を日常会話の中に違和感なく混ぜなければならない。至難の業なのだ(←そんなことはない)
古くからの近鉄特急ファンとしてはアーバンライナーよりも12400系スナックカーとか30000系ビスタカー三世の方が"近鉄特急"というイメージがするのはなぜだろうか。
アーバンライナーに乗るのは、前回の大阪・名古屋の旅以来となるのだが今回はデラックス席ではなく普通席。ちなみに名古屋駅から津駅までは乗車券、特急券合わせて1,850円。・・・結構高いな。
名古屋駅で特急が出発するときにしか流れない惜別のテーマ?(※1)に見送られ一路、津へ。
(※1)惜別のテーマ?………自分で勝手に呼んでいるだけだが、正確には「ドナウ川のさざ波」(イヴァノヴィッチ作曲)という曲。
しかし久々に関西の鉄道に乗って思ったのだが、関西の鉄道はアホみたいにスピードを上げてくれるので、乗っていて小気味良い。ポイントや駅の通過も減速せずにそのまま突っ走る。乗っているこっちが脱線するんじゃないかと心配してしまうほどの飛ばしっぷり。スピード命、サイコー。
ようやく決戦の地。津へ到着。
外はいまだ明けない梅雨の影響でかなりの豪雨。その中を重い荷物(←やりもしない問題集を大量に入れていた)を担いで今晩の宿泊地まで歩くのだ。極度の方向音痴だが事前に宿までの地図を印刷していたので、少なくとも方向は間違えずに済んだ。しかし雨の中を歩けど、歩けど一向に宿が見えてこない。宿を予約するときに値段第一に考えていたため、駅からの距離をあまり良く見ていなかったのだ。
「こりゃ間違えたか……」と後悔の念が脳裏をかすめはじめた頃、ようやく今晩の宿泊地「ビジネスホテル三徳」へ到着。東京を出発して約3時間30分。ようやく到着。
部屋はさすが値段第一で選んだだけあって、結構な設備。ところどころ塗料が剥がれていたり、シャワーがお湯と水の蛇口をそれぞれ回して調節するタイプだったりするのはご愛敬。
荷物を整理して、明日の試験で提出する書類を書く(←前もって書いとけ)全ては明日のデキ次第。果たしてどんな問題が出るのか(←過去問チェックしてない)、不安を感じながらの就寝となった。
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