今年も東京都の教員採用試験がオワタ\(^o^)/
毎年、今年こそは合格!!と周囲から暖かい励ましを受けながら受験するものの結果は尽く失敗。気付いてみれば浪人生活も早5年目。 教員を目指して採用試験の受験を始めた頃は正直舐めてかかっていた。教員採用向けの雑誌を定期購読して受験対策に血道を上げている人間は馬鹿だと思っていた。 しかし知らず知らずのうちに自分も同じ立場になっていた。雑誌こそ定期購読しなかったものの教育関係の書籍を片っ端から購入して教育についてひたすら考える日々。 今の仕事と全く関係のない教職の勉強をするのは、正直厳しかったがそれなりに時間を見つけてやってきた。
そして迎えた当日。私の1年はこの月に終わり、この月から始まる。以下は簡単ながら東京都の教員採用試験を受験した雑感です。
受験会場は日本大学文理学部。そういえば一昨年の受験会場もここだった。そうなれば受験会場は勝手知ったるなんとやら。道に迷うことなく受験会場に向かう。
日本大学文理学部には京王線下高井戸駅から商店街を抜ける。そしてこの道が狭いことこの上ない。車道に対して歩道が申し訳程度のスペースしかなく、その歩道を4桁は確実に超える受験生が歩くわけだからその歩みは遅々として進まない。
大学受験をしたことがある人なら、受験会場に向かう途中で予備校のアルバイトだか職員だかが「直前対策を配布しています」などと言いつつゴミビラを配っているのを見たことがあるかもしれないが教員採用試験も全く同様。
ただでさえ狭い歩道にその連中が張っているため、ただでさえ進まない歩みが益々進まなくなる。いくら仕事とはいえ自分たちが迷惑な存在だってことに気付いていないのだろうか。
自分が受験する中高共通 理科(物理)の受験者は179名(→外部リンク:平成19年度東京都公立学校教員採用候補者選考応募状況)昨年より17名程減ったとはいえ採用見込み人数が全教科合わせて600人なので依然として狭き門には違いない。
会場に入ってまず驚いたのが机の落書き。これが最高学府の学生がやることかと。
定刻通り午前10時に試験監督が入室。第1声「おはようございま~す」の挨拶がオヅラ(※1)そっくりで思わずワラタ。案の定、試験監督の人「私はこの学校の人間ではないのであれなのですが、さっき見渡したところ机の落書きが結構あると………。それで余計な誤解を招きたくないので、できれば机の落書きを消すのにご協力頂きたいと。あ、消しゴムがない方はここにありますので……」
(※1)オヅラ・・・フジテレビの番組「とくダネ!」の司会やっている人。
そのため試験前にみんなでゴシゴシと机の落書き消し。もうねアホかとバカかと。呆れてモノも言えんわ。すぐ隣りに書いてあった落書きが妙にツボだったので写真を撮ってきたw
1時間目は一般・教職教養試験(90分)。配布された問題冊子は試験開始まで開くことができないが1ページ目に書かれている問題は透けて見える。なにやら飯、汁、刺身、煮物、香の物の配置図が書いてあるのだが……どうやら日本食の正しい配膳に関する問題のようだが、そんなもん知るか(←教養がないだけ)。その瞬間オワタ\(^o^)/と思ったが、他の問題はそれなりに標準的な設問。
……というか簡単だろ、コレ。自信のない解答もあるにはあったが自分としては結構手応えアリ。しかし周囲の人間も出来ているはずなので、かなりの高レベルの争いになりそう。一問、二問の失点が痛い目を見そう。
しかし教育法規(※2)の設問が多かったのには驚かされた。過去2、3年の傾向として教育法規は重要視されていなかったからだ。というわけで今年は教育法規はほとんど勉強していなかった……過去の上積みを頼りに解いたものの果たしてこれが吉と出るか凶と出るか……。
(※2)教育法規・・・日本国憲法とか教育基本法とか教育関係の法律のこと。
昼休み。気分転換に外へ出てコンビニ弁当を食べる。周囲を見回すと2、3人の集団で話している人が多い。現役の大学生だろうか。自分は毎年一人で受験して、一人で帰るので、この時ほど寂しさを感じることはない。
2時間目は専門教養試験(60分)。共通問題は物理、化学、生物、地学とまんべんなく出題される。今年は1日1物理と地学を中心に勉強したので化学、生物は全く分からず。特に化学は高校時代のトラウマからか問題文を読んでも呪文としか思えない。物理と地学はそれなりに出来たと思う。何か重大なポカをやっていなければ、そこそこいけるはず。
3時間目は配点が一番高いと噂される論文(90分)。「確かな学力」を身につける必要性についての考えと具体的な実践例の記述。もしくは「豊かな人間関係」を構築する必要性についての考えと具体的な実践例の記述、どちらかの選択問題(1,200字~1,500字)
毎年書いているような気がするが論文は満点だろう。嘘八百と文章を書くのは得意です。むしろ自分がこれまで書いてきた論文を本にして出版したいぐらい(←言い過ぎ)。しかしよくよく思い返してみれば論理的に飛躍が……とか、毎年書いているネタが同じような気がしないでもないような……。果たしてどうだろうか。
総じて見れば今年の試験は過去最高の出来。たぶんここは例え手応えがあったとしても「出来はイマイチ……」と言っておく中学生的発想にするべきかもしれない。しかし手応えがあったのにも関わらず出来なかったと自分を偽る必要がどこにあろうか。例え結果が伴わなかったとしても。
ただこれまでの経験上「良くできた!」と思って本当に良くできた試しがないのでやはり安心はできない。……と一応の逃げ道を用意しておく(←卑怯)。周囲の人間も出来ているだろうし。
なんだか東京都の試験が終わって気が抜けてしまったが、まだまだ試験は始まったばかり。この後にも7/28(金)、29(土)に三重県の教員採用試験。8月中旬に東京都私立学校適性検査があります。
俺たちの戦いはこれからだ!(※3)
(※3)俺たちの戦いはこれからだ……週刊少年ジャンプではなぜかこのセリフを持って連載が強引に終了することが多いのは気のせいか。
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