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■皇紀二千六百六十五(平成17)年 卯月


■過去の日誌



帰宅途中の電車の中で、
ふと腹痛で目を覚ました。

もともと胃腸の弱い私は電車の中で腹痛に襲われることはそんなに珍しい事ではない。
今回もちょっとした腹痛-まぁ寝ていれば、降りる駅までなんとかなるだろう。
そんな風に思っていた。

ところが次の瞬間。
雲仙普賢岳のような土石流が一斉に押し寄せてきた

これはヤバイ...かなりヤバイぞ。

電車はまだ新百合ヶ丘駅付近。
全行程の3分の1。
少なくとも後40分は耐え難きを耐え、忍び難きを忍ぶしかない

これは途中下車の旅か?
私は大学時代以来経験のない途中下車を覚悟した。
ところが乗っている電車は終電だった。

今欲望の赴くまま電車を降りてしまえば......帰られない。

耐えろ、耐えるしかない。
我慢しろ、我慢するしかない。
私の脳裏にはただ「忍耐」の2文字のみ

しかしこの時ほど遠距離通勤者であることを恨みに思った事はなかった。

刹那。 1度目のビッグウェーブ。
......なんとか乗り切った。

終電は滑るように町田駅に到着。
ここは一刻も早く出発して欲しいところ。

ところが。
駅アナウンス「え~、ただいまJR横浜線が遅れているため、接続のため少々停車致しま
       す
。お急ぎのところお客様にはご迷惑をお掛け致します」

ああ、本当に迷惑だ

突如、2度目のビッグウェーブ。
頭の中ではバルトークばりの狂った旋律がガンガン鳴り響く。
心の中で「気合だ!俺は耐えるぞ。耐え抜いてやるぞーーっ!!」とひたすら絶叫。
私は精神論は嫌いだが、この時ばかりは精神論に頼らざるを得ない。
忍耐の精神が最後に正義を勝ち取るのだ。

終電はなんとか町田駅を発車。
JR西日本には申し訳ないが、ガンガンスピードを上げて遅れを取り戻せ
既に非常事態宣言は発令されている。

しかしこのバカ小田急。
町田駅で遅れたことだけでも万死に値するのだが、暑くもないのに車内換気に送風なんか
使いはじめやがった。
定周期で容赦なく浴びせられる風が、私から体力と気力を奪ってゆく...。

ついに3度目のビッグウェーブ。
回を重ねる事に強大さを増す大波に、私は唇を噛んだり手のひらに爪を立てたりしてなん
とか耐え切ったが、もう次はもうないことを密かに悟った。

ゴールまであと2駅。
しかし2駅といっても駅間はゆうに5分以上はある(←田舎だから)。
もう体力も気力も限界だった。
過去3回のビッグウェーブの度に土石流は荒れ狂う波のように堤防に押し寄せ、もはや決
壊寸前
。とても精神論では解決できない状況に追い込まれていた。

ビッグウェーブが先か、目的駅到着が先か-。

グルルルルルルルルルルル.....。

もう、だめだった。
4回目のビッグウェーブの時にちょうど終電は駅に到着。
私はついに途中下車することを決意。

慌てて下車したもののトイレがどこにあるかわからない
残念ながら私に迷っている余裕はない。
もう私の家のドアは借金取立て屋が「いるのはわかってんだよ!出てこいやゴルァ」と
言わんばかりの激しいノックに脆くも蹴破られようとしていた。
(この時既に手で押さえているような無様な有様だった)

どうやらこの駅のトイレ反対側のホームにあるらしく、行くには階段を上がって降りなけ
ればならない。

私には階段の1段1段の震動が非常に堪えた。
ようやくトイレの入り口を発見。
これでなんとかなる思った瞬間、どうにも耐えられなくなりしゃがみ込んだ。

トイレまであと5m。
トイレの入り口でしゃがみ込む私に不審な目を向ける他の客。
しかし私は意識がクラクラしてきて、そんなことに構っている余裕はなかった。

山頂へのアタック。
トイレ入ってからの最短の手順をシミュレーションする。
大丈夫。
手順を間違えさえしなければ、ほんの少しだけ余裕はある

最後の一歩を踏み出す勇気と気力が満ちてきて--。
私は人生最悪の失敗を免れた。

(後日談)
結局、その日は親に迎えに来てもらい(←自宅暮らしで助かった)
翌日(27日)はなんとか出勤したものの、どうにも調子が悪く早退。ロマンスカーで帰って
しまいました。
さらに翌日(28日)は午前半休を取って近くの病院へ。
実は日記を書いている今日(29日)も微妙に調子が悪かったりします。




金曜日なんて仕事してられるかぁ~(←私の場合金曜日に限らず毎日ですが)
・・・というわけで、弊社公認クラブの一つ野球部の活動の一環として東京ドームに野球
観戦へ。

写真
△金曜の夜は野球観戦

今日の対戦カードは、

北海道日本ハムファイターズ-東北楽天ゴールデンイーグルス

チケットは「乾杯シート」を購入。
指定席+ビール1杯+おつまみで2,200円という金曜日のアフターファイブを楽しむには
リーズナブルなお値段。

写真
△乾杯シート(2,200円ナリ)

そして日ハムと言えば、話題豊富なスター選手SHINJO。
この値段で生SHINJOが見る事ができるんです。

・・・ちなみに断っておきますと、
当方野球部に所属していて何ですがプロ野球はほとんどわかりません
野球部に入ったのも健康増進が目的で野球が好きと言うわけでもありません
ちなみに贔屓にしている球団もありませんが、なにか。(あえて言えば判官びいき的な心
情で最近全く優勝していない広島東洋カープ?)

まぁそんなわけで野球オンチの当方としては、日ハムと言えばSHINJO。楽天と言えば岩隈
ぐらいしか知らないわけです。

ところで球場に一度でも足を運んだ事がある人は知っていると思いますが、スタンドでビ
ールとかお菓子を売りにくる女の子がいるじゃないですか。

・・・あの女の子達、なんであんなにエロいんですか?

スタンド内を所狭しと動き回っている短パンから見える白い足を見るだけで、ここはこの
世のパラダイスか?と思ってしまいます。
ちなみに球場内で買うとビール1杯800円というボッタクリのような値段がしますが、女の
子の拝観料込み
と思えばナットクです!!

しかし日ハム-楽天戦とは言え、球場内の盛り上がり様というかライブ感は相当なものが
あります。
「テレビの野球中継の方が選手のアップが見られて得じゃん」と昔は思っていましたが、
やはり大応援やファインプレーがあった時の"どっ"と湧く臨場感などは球場でないと味わ
えません。

また球場に野球を見に来ている少年たちが、試合の合間に大スクリーンに映ったりするの
ですが、スクリーンに映し出される純粋な少年たちの表情を見ると野球というスポーツは
他のスポーツとは違う特別なスポーツであるという認識を新たにしました。

そして場内アナウンスが「バッターSHINJO」を告げると、場内大盛り上がり。
この男はやっぱりすごい。
登場するだけで場内の雰囲気を一気に変えるほどのカリスマ性がSHINJOにはある。
またSHINJOはファンサービスというものを良く知っているし自分を見せる事がとても上手。
そんなことを思いました。

当然ミーハーは私もSHINJIのバッターボックスを激写。
今こそOptio wpの威力を試すときがきたのだ!!

写真 写真
△光学3倍ズームの限界
△SHINJO拡大

SHINJO小さっ!

これが光学3倍ズームの限界か...光学12倍ズームのLUMIXでも買っておけばよかったかな?
早くもOptio(というより光学3倍のデジカメ)を買った事を後悔。

試合は5-2で日ハムの勝利でしたが、SHINJOのホームランあり島田ファインプレーあり
と引き締まったなかなか面白い試合でした。

楽天また負けた...。

金曜日の夜はビール片手に野球観戦なんて過ごし方はいかがでしょう。

(おまけスナップ)

写真
△「ファイティー君」(今年限りで引退らしい)



輸血用の血が足りないらしい。
毎年春になると血が足りなくなるらしいのですが、今は特に足りないらしく厚生労働大臣
が緊急アピール
する事態に。

夕方のニュース番組でも、レポーターが「新宿の献血会場はガラガラです」と職員が暇そ
うに座っている様子をレポートしていました。

そこで不肖この私。
日記のネタになるならば少しでも日本の役に立つならばと、生まれて初めて献血に行って
きました!
日記の日本のために自らすすんでこの身を捧げる崇高な精神。
・・・みんなもっと誉めていいぞ。

会社の仕事を早く切り上げ、新宿駅西口にある献血ルームへ。
やはり何事も最初は緊張するもの。
得体の知れない不安に、

(´-`).。oO(やっぱりやめようか...どうせこの日記なんて誰も読んでねぇしな

献血ルームに入るべきか止めるべきか、うろうろうろと行ったり来たり。
周囲から見ればかなりの不審者

迷うこと十数分。
「ええい、ままよ」と入り口に置いてあった献血申込書(←緊張のあまりうろ覚え)なる
紙に住所、氏名等を記入して献血ルームの門をたたきました。

そんな緊張しまくりの私の表情を見て取ったのか、受付の人が「どうぞ、どうぞ」と声を
かけてくれ、私は中へ。

献血ルームの中は夕方見たニュース番組とは違って人でごった返していました。
その瞬間、私は報道のカラクリの一端を知ったのでした。

受付の人「えーっ、お客様は過去に献血のご経験は...」
私「初めてです」
受付の人「今回ご協力頂ける量なのですが...」

(´-`).。oO(やっぱり初めてだし、最初は200mlからかなぁ...)

受付の人「できれば400mlご協力頂きたいのですが」

・・・いきなり400ml( ̄▽ ̄;)!!ガーン

っていうか 俺に拒否権なし?

それからアンタ、私の返事を聞く前にもう400mlの所にマルつけようとしてるでしょ。
さらに献血申込書で申告した私の体重欄見てる?(※)

(※)400ml献血は成人男性で体重が50kg以上必要。私はかなり痩せているので正直400ml
  はちょっとどうかと思っていましたが...。

結局400mlを献血することに。
だめだ、もう逃げられない...。

続いて問診票の記入。

この1年間に以下のことに該当する方は「はい」にマルをつけて下さい。

1.不特定の異性と性的接触をもった。

私「はい」

・・・ごめんなさい。ウソつきました。

「はい」にマルつけてみてえええぇぇぇぇぇ!!
俺、昨年100人斬り達成だぜ!みたいな。

献血ルームの中は噂に聞いたとおりジュース飲み放題、お菓子食い放題状態。
というか献血ルームにいる連中がイナゴが稲を食い尽くすが如くお菓子をボリボリ食いま
くる
ので、みるみるうちにお菓子が減っていきます。

・・・お前ら、タダでお菓子食いたさに献血してんじゃねーだろうな(-_-メ;)

問診票記入の後は、問診票を見ながら医師による検診。

女医さん「tailupさんの所って、tailupさんと同じ苗字の方って多いんですか?」

w( ̄o ̄)w オオー!
なぜお前がそんなトップシークレットな事を知ってるんだ。

女医さん「私の友人がtailupさんと同じ場所に住んでまして...その友人もtailupさんと
     同じ苗字なんですよね」
私「へぇ~、そうなんですか。ウチの近所は私と同じ苗字ばっかりですよ」

そんな世間話をしながら検診は終了(←ちゃんと検診もしています。念のため)。

検診の時の女医さんに「空腹じゃない方が献血が上手くいきますので、お菓子を食べてく
ださい」と言われ、ようやくみんながお菓子をボリボリ食べている理由が判明。

しかし置いてあるお菓子はクッキーばかり。
少し食べたら速攻で飽きた
多分クッキーが一番お腹にたまるので置いてあるんだろうな...。そんなことを考えなが
ら緊張の中、ただ空腹を満たすためだけにボソボソとクッキーを食べまくる。

献血慣れしている(と思われる)他の人はクッキーを食べながら本を読んだりして思い思
いの方法でくつろいでいるようでしたが、私はそれどころではありませんでした。

問診の後は検査のための採血。
健康診断でやる血液検査と同じです。
少し血を抜かれて血液型を調べてくれます。

私の血液型はO型。
現在O型の血液が一番不足しているらしいので、私のは日本赤十字社垂涎の血液型に違い
ない。

どうやら私が今日最後の献血者らしい。
受付をしたときにはあれほどごった返していた献血ルームも一人、また一人と帰っていき
私が献血する頃には誰も待合室には誰もいませんでした。
あまりにも私の順番が回ってくるのが遅いためか、受付の人が何度も「お待たせすみませ
ん」と頭を下げてました。

受付してから約50分後に私の順番が回ってきました。
いよいよ献血本番です。
緊張よりむしろマチクタビレタ...。

ベッドに横になって消毒し、いよいよ採血。
採血担当の女の人が注射針を持ってきま...って針太っ!
「うわっ結構、針太いんですね」
冗談交じりに言うと「これ以上針が細いと血液の中の成分が潰れてしまうんですよ。そう
すると抜いた血液が患者さんの体内に再び入ってしまう事もあるので、少し針が太いんで
すよね」
とマジレスされてしまいました。

針は太かったけれども、ほとんど痛くはありませんでした(採血する人が手慣れている要
因も大きいと思われる)
針を刺して少しするとブイィィン...とモーター音がして刺された針を伝って振動が腕に
伝わるのをのを感じます。
高貴な血が抜かれてゆく...。

所要時間およそ10分。

採血の間、担当の女の人と世間話。
採血の人「今O型の血液が一番不足しているんですよ。本当に血が足りなくなってから大
     臣がアピールするなんて...普段からお願いしますってアピールすればいいのに。
     でも、本当はいつも足りないんですよ」

でも大臣が緊急にアピールしてニュースにならなかったら私も献血に行こうとは思わなか
ったわけで...それなりに効果はあるのではないだろうか。それとも私が奇特なだけ?
そう思って

私「今、大臣がアピールしたりニュースとかで血液が足りないって言うようになって、献
  血する人って増えているんですか?」
採血の人「増えてますよ。tailupさんは今日135人目なんですが、普段はもう数十人ぐら
     い少ないんですよ。今日とか特に混んでますね」

どうやら私と同じような人間は多いらしい(日記のネタにするために献血に来ているかは
不明)

暫くすると採血の人が計器を見ながら
「tailupさんのはいい感じに流れてますよ~。だいたい初めての人は緊張して時間がかか
るんですが、tailupさんはもうベテランの域ですね~。」
などと嬉しそうに言う。

・・・いい感じに流れてるって言われてもねぇ。

(初めてのわりには)予定より早く献血は終了。
特に貧血等とか疲労感もなくあまり400mlも血液を抜かれたという実感はありませんでし
た。
かかった時間トータル70分(←弟曰く「時間かかりすぎ」らしい)

で、もらった記念品がコレ。

写真
△入浴剤はあまりに待たせてしまったためのお詫びの品

みなさんも食料に困ったり、生活に困ったら献血してみてはどうでしょうか。
皆さんの献血が明日の日本を救うかもしれません。




いよいよ今夜のメインイベントの隅田川川上りに向かうべく水上バス乗り場へ。
水上バスは浅草のアサヒビール本社ビル(通称:ウンコビル)辺りから出ていると言えば
分かりやすいでしょうか。

自分は正直、イシイファミリーの誰とも面識がない(親父さんとはイシイの結婚式の時に
握手した程度)ので今更ながらやたら緊張してきました。
たぶんイシイファミリーの前で彼が私を紹介してくれるだろうから挨拶をして…挨拶はや
はり元気よくした方がいいか、それとも普通に挨拶した方がいいのか…。

無意識のうちに頭の中でシミュレーション。

地下鉄を乗り継いで浅草発着所へ。
実は先程の挨拶シミュレーションで一つ想定外のことがありました。

人多すぎ。

みんな隅田川川上り目当てに来ているせいか浅草発着所は人でごった返していて、もう
誰がどこにいるやら、誰が誰やらといった有様。

「あ、いたいた」イシイは早速自分の家族を見つけたようですが、私は当然誰も知らない
ので誰がイシイの家族で誰が他人やら、もう訳がわかりません。
混乱の中イシイが「この人が父親で、この人が姉で…」と"一応"紹介してくれるものの、
周囲の喧噪にその声もかき消され…。
さすがに紹介されて挨拶もしないのはよろしくないので、

「どうも、はじめま…」

って誰も聞いてねーし!!

なんとか型どおりの挨拶はしたものの、あまりの慌ただしさに果たしてみんなが私を認識
してくれたかどうか。
けれどもイシイの親父さんとおふくろさんが凄くフランクな方で積極的に話しかけてくれ
る方だったので、とても助かりました。

隅田川から見る夜桜は格別な風情がありました。
(ただ船が隅田川のど真ん中を走るので、桜が小さすぎたのが残念)

しかも我々はサービスのおつまみに「ウマー、ウマー」と舌鼓を打つばかりで桜はほとん
ど見ず。

まさに花より団子。

さらに姉夫婦がイシイと奥さん(ずんこさん)のためにとお土産に買ってきたクッキーを
イシイは一人でむしゃむしゃ(←実は私も共犯)
「ずんこさんのために残してあげなさいよ」とたしなめるお袋さんに「いいんだよ。証
拠が残らなければ」とまで言い切ってムシャムシャ。

おっと、これはオフレコでしたっけ?>イシイ君。

船内のアナウンスによれば川をもう少し上ったところで桜がライトアップされた場所があ
るらしく船はそこでUターンする模様。そして後半は振袖さんによる踊りが予定されてい
るという。

振袖さんという存在をこの時初めて知ったのですが、時代劇で言えば悪代官がパンパンと
手を叩くと障子がサーッと開いて踊ってくれる人たちのこと
…ちょっと違うか。

京都の舞妓さん、浅草の振袖さんと言われるほど有名らしいのです。
浅草観光振袖学院の生徒(18歳~25歳)が振袖さんとして、おもてなしをしてくれます。
また振袖さんは畳一畳分のスペースがあれば踊ることがらしい。
ああ…美しきかな日本の伝統芸能。

また船内のアナウンスによるとお酒(←振袖さんのラベルが貼ってある)を振袖さんが直々
に販売。
そしてそのお酒を購入したお客さんには、振袖さんが自ら最初の1杯目をお酌するという。
ちなみにお酒は1瓶(←結構小さい)700円ナリ。

早速、年配の客とかが振袖さんからお酌してもらって悦に入っている様子を横目で見なが
ら私とイシイは「商売うまいよなぁ~」と感心しながら無視。
桜とおつまみを堪能していました。

台東区リバーサイド(台東区の運動施設場)付近の桜が一番美しく咲き誇っていました。
そこはまさに桜による美しさの競演。
ライトアップされた桜は淡い桃色が夜の闇を背景にその儚くも力強い美しさを主張し、
まさに"咲き乱れ"という表現がこれ以上似合う景色はないという情景がそこにはありまし
た。
これが日本人が好きな桜。
私は日本人に生まれてよかったとこの時心の底から実感したのでした。

どうやらここが花見の一番のスポットらしく、我々が乗る船の横を猛スピードでドンチャ
ンドンチャンと追い越していったお座敷船たちもこの一帯に停泊していました。
お座敷船が所狭しと密集している姿はまるで屋島の戦いを連想させるようでした。

我々の船はそこに停泊するわけでもなく、あっという間にUターン。はやっ。
帰りは前述の振袖さんによる踊り。
白粉を塗った振袖さんの舞はとても美しく「こりゃ振袖さんもいいなぁ」と柄にもなく感
動。
その時、振袖さんの踊りを見に後部デッキまで来たイシイの親父さんを発見。
よくみると親父さんの手にはどこかで見たことのある酒瓶が…。

ああ…親父さん、あなたもお酌してもらってたんですね。

船が桟橋に到着するまで、偶然振袖さんが我々のすぐ側にいたので他の観光客に交じって
写真を撮らせてもらったり、話を聞く機会がありました。

隅田川川上りツアーの夢のような50分間はあっという間に過ぎ去り-船は再び浅草桟橋
に到着。

こうして突如参加することになった「隅田川川上りツアー」は無事終了しました。
川上りの後、イシイのご家族と夕食を共にしました。

そこでイシイの親父さんから突然「君はIT業界の今後についてどう思ってるんだ?」と
聞かれ、食べかけのスパゲティーを吐き出しそうに
なりました。
なんかしどろもどろに支離滅裂な事を答えたような気がしますが、その後も「君はホリエ
モンのやり方についてどう思うのか?」とか「君は独立する気はないのか?」など立て続
けに聞かれ、なんだか面接をやらされているような気分になってきました。

イシイの親父さん、ごめんなさい。
私は立派な思想を持ったたいそうな人間じゃないんです(´・ω・`)

(お詫び)
せっかくの花見のくせに花見の写真が1枚もないじゃないかっ!とお怒りの読者の方へ。
すいません。
花見の当日にデジカメを購入したので、写真はないんです。
イシイが写真をバシャバシャ撮っていたので、彼のブログが更新されることをマターリ
と待ちましょう。




翌日(4月9日)。

「なにぃ!!もうお昼じゃーん!!」

昨晩イシイと夜遅くまでアホCM動画を見まくったためか、日頃の少ない睡眠時間を取り戻
そうという気持ちが無意識にはたらいたのかは不明ですが、

朝起きたら昼だった。(´・ω・`)

そういえば朝10時頃イシイの妻ずんこさんが友人の結婚式に参加するため「いってきます」
とかなんとか旦那に声をかけていたような...。

そのとき肝心の旦那は相当寝ぼけていたらしく「・・・俺も2次会に行くんだっけ?」
とかなんとか支離滅裂なことを呟く始末。

12時にもそもそ起き出して、食卓にずんこさんが用意してくれた朝食を昼食代わりに頂き
ました。
こんなぐーたらな私や旦那のためにわざわざ早起きして、わざわざ朝食まで作ってくれる
なんて(しかもチャーミングな書き置き付)、なんて「よくできた奥さんなんだろう」と私は
密かに感激の涙を流していました。

・・・ただ一言だけ旦那の心を代弁すると、おひたしはかなり薄味だったけど。

とりあえずお腹も満足し本日の最初の予定であるデジタルカメラを買いに錦糸町へ
ゴネまくって完全防水のデジカメを購入。

次の予定は秋葉原でプール。
イシイが調べたところによると秋葉原にある小学校のプールを一般開放しているらしいの
です。2時間600円というお値段はちょっとネックですが、施設は立派らしい...。

昨日彼からこの話を聞いたとき、私のアンテナが即座にキュピーーン!!と反応。

アキハバラ!

小学校!!

プール!!!

まさにポーカーで言えばロイヤルストレートフラッシュ!!

アキハバラと言えば「萌え」
萌えと言えばょぅι゛ょ。
その上小学校のプールとなれば、さすがの休日とは言えスクー○水○を着た小○生が泳ぎ
にきているはず!

大枚をはたいて完全防水のデジカメを買った甲斐があったというものです。ぐふふふふ。
そんな私の澄んだ心を見透かしてか。

イシイ「いつバッテリーの充電するんだ?」

私「・・・・・・・・・・_| ̄|○」

まぁ...画像として残らなくても網膜にしっかり焼き付けて後でせn・・・あqwせdrf
tgyふじこ(←検閲により削除)

(;゜∀゜)=3ムッハーと興奮しながらプールに到着。

「・・・・・・・・・・・」

中年オヤジ3人が黙々と泳いでいるだけだった....。

プールは昌平童夢館という小学校、幼稚園、児童館、図書館から成る千代田区の公共施設
なのですが、プールが温水なのは言うに及ばずプールサイドにはジャグジー、採暖室等完
備。さらにはお湯が出るシャワー室まである始末。

・・・って言うかこのプール小学生も授業で使うんですよね?

今 の 小 学 生、 恵 ま れ す ぎ。

ところで肝心な水泳の方ですが、
最近特に運動不足が顕著な私は25m泳ぐだけで疲れまくり。
(初めは休憩なしで50m泳げなかった...)
水泳開始わずか20分で撃沈

イシイはストイックにプールに通い続けているせいか休憩もなしに泳ぎ続けるが、普段通
い慣れた地元のプールではないせいか、いつになく疲れた模様。
プールにもホームとアウェイがあるのか?

早い話が花見を前にして2人とももうボロボロ。
このまま最後まで持つんだろうか...俺。




隅田川川上りツアーのために前日からイシイ宅入りしている私。
メインイベントの前に錦糸町のヨドバシカメラでデジカメを新調することにしました。

実は友人のサカモト氏から購入して以来、私の旅や生活のお供として大活躍してくれた
初代デジカメ京セラFinecam s3x

写真
△初代デジカメ(京セラFinecam s3x)

フラッシュを有効にしていると起動に5秒かかるとか、1回シャッターを押すと次に押す
まで2秒かかるとか、マクロ撮影のくせに12cm以上近づけるとピンボケとか、大容量メモ
リでも動画撮影は連続15秒しかできないとか、音声は録音できないとかとかとか・・・。

まぁ不満を挙げればナンボでも出てきますがソレはソレ。
その辺りには目を瞑って使っていたわけです。

ところが昨年2月に石内丸山スキー場で撮影していたらデジカメ故障。
故障と言っても写真は撮れます。

・・・この有様ですが。

写真
△感度良すぎ(←ちなみに写真はスキー場の風景)

早い話がイッちゃいました・・・まるっと。
壊れてからの1年間は動画モードで撮影して後で静止画を抽出するすればいけると騙し
騙し使っていたのですが、さすがにもうダメかと。

価格.comの掲示板情報によれば、ヨドバシカメラの新宿店でデジカメ下取りとクーポン
券(?)を併用して使えばかなり安くなるらしい。
そこで前日に部屋中ひっくり返して、付属品やら期限切れの保証書やら説明書をかき集め
て丁寧にビニールにくるんで、箱(←保管してあった)に詰めて準備した次第。

どう見ても新古品としか思えない見事な見栄え。
・・・ちなみにデジカメが故障していることはヒミツだ。

イシイの家から近いヨドバシカメラは錦糸町店なので、そこでも下取りをやっているか
と聞こうと思って電話したら
「ただいまデジカメコーナーが大変混んでおりまして、係りの者につなぐことができなか
ったのですが・・・なんでしたら係りの者から折り返し電話させますが」
などと言うふざけた回答。

それなら直接行くまでとイシイと2人で錦糸町のヨドバシカメラに突撃。
私がこの1ヶ月間の比較検討により狙っていたデジカメはペンタックスOptio wp
スタイリッシュなデザインにデフォルトで水中撮影可能、マクロ撮影1cmからOK、という
私好みのデジカメ。

ヨドバシカメラでの値段は44,800円。
とりあえず近くにいる"ちょう"と名札をつけた店員に声をかける。

私が持ってきたデジカメの箱を見せて、下取りしてくれるかと聞くと「できますよ」とい
う頼もしい返事(下取りで3,000円引き)

私「下取りで41,800円かぁ・・・これ40,000円になりませんか?
ちょう「・・・えっ!?(゜〇゜;)」

ヨドバシカメラのような量販店で値引き交渉をするのは正直どうかと思いましたが、言う
だけならタダと、とりあえず話を持ちかけてみることに。

ちょう「申し訳ありません。私まだ鼻クソなものでしてそういう権限はないんです」

ちょう店員、即答して深々と90度お辞儀。
見ると所々関西弁が抜けきらない、かなり若い店員(ひょっとして新入社員?)。
けれども自らを"鼻くそ"と言い切るこのノリは好きだなぁ。

アクセサリー品を足して50,000円超えるかどうか(50,000円を超えるとポイントが13%に
なるステップアップキャンペーン中)とか、50,000円超えないからアップしないポイント
分ちょっと勉強しろだの、あの手この手で言うものの「鼻くそですから」の一点張り

そしたら反対に「プリンタとセットで買うと50,000円超えますよ」と小型のプリンターを
勧められる始末。
・・・そりゃ超えすぎだ。
私が「プリンターって小型でも旅行に持って行きませんよね」と言うと、ちょう店員「そ
うですね、失礼しました」と再び90度お辞儀。

そんな丁々発止なやり取りを見て、イシイも横から「ホントは鼻クソなんかじゃ、ないん
でしょう。お兄さ~ん」とか色々と助けてくれるものの、交渉に応じてくれず。

なかなか手ごわい。

こうなったら最終兵器。
私「他にないんですか?お買い得なクーポン券とか・・・」

すると店にある山積みの広告を持ってきて
「これを使えば2,000円引きですね・・・」
と、ちょう店員。

(´-`).。oO(これがクーポンかぁ…)

価格.comの掲示板にあった"クーポン"の意味をようやく知りました。

私「それじゃぁ下取りと併用すれば5,000円引きですね」
ちょう「これは他のサービス(下取り)と併用はできないんですね」

ちょう店員、なんともつれない返事。
しかし、ここはもうひと踏ん張り。

「新宿のヨドバシだと併用は出来たはず」と私が掲示板で得ただけの怪しい情報を言う
と、「この鼻クソ頑張って聞いてきます」とちょう店員。
本当に上の人に聞いてきてくれました。

暫くして、
ちょう「お客様。この鼻クソ頑張りました!下取りとの併用オッケーです」
私「ありがとうございます!」

店員とがっちり堅い握手。
カメラ下取りとクーポン券で5,000円引きで合計39,800円

写真
△価格comの最安値

惜しい!!
(※ポイント3,980円分を考慮すれば大勝利)

カメラ下取りの手続きをするためにレジに行くと、担当の店員があまりに綺麗に包装され
たデジカメを見て一言「このデジカメ壊れているんですか?」

私「へっ!?Σ( ̄ロ ̄lll)
  まぁ、壊れてはいない・・・と思いますけど (; ̄ー ̄川 アセアセ」

店員「なんか勿体無い気がしますけどね」
私「ま、まぁ・・・古いデジカメなんでね。その・・・起動に時間がかかったりします
  し・・。これ機に買い換えようかなーなんて。ははははは」

・・・しどろもどろ。

しかしその後の店員の応対を見ると、付属品が全部揃っているかどうかとか壊れているか
どうかというのはあまり関係ない様子。
(「付属品の中で使うものがあったら持っていっていいですよ」と言われました)

こうして幾多の困難を乗り越え。
2代目デジカメを購入。
このデジカメの使い心地などはまた後日、時間があった時にでも。




会社の同期でspanstyle.comの管理人イシイのブログに【誰か】墨田川川上りツアー【たち
けて】
と書いてあるのを見つけ、即座に「ハイ、ハーイ!!」手を上げたもののすぐ
に後悔。

・・・自分が花粉症なのをすっかり忘れていました。

しかし一度行くと行った手前、いまさら「やっぱりキャンセルします」とも言い出せず
結局行くことに。

イシイが言うには
前日にイシイ宅に宿泊。
当日にデジカメ物色→秋葉原散策→水泳→隅田川川上り
という予定らしいのです。

(´-`).。oO(隅田川川上りの前に水泳かよ・・・こりゃ間違いなく死ぬな)

そんな超ハードな予定に一抹の不安を覚えつつ昨日夜9時に浅草橋駅前で彼と合流。
引越しの手伝い以来行ったことがない愛の巣彼の家に向かったのでした。

ちなみにブログによれば、隅田川川上りツアーには彼の両親、祖母、姉夫婦ももれなくお
出ましの予定。
言わばイシイファミリーの家族行事に突如部外者が乱入という図式が成り立つわけです。

一言断っておくと、
私はイシイファミリーの誰とも面識がありません

そんな集団の中に入るのは私自身かなりの勇気が必要でしたが、実は同じ日にあった弊社
の評価面接でケチョンケチョンにやられてヘコミまくり。
面接で「お前は積極性がない」と引導を渡され、いつの間にか人と接することに消極的に
なっていた私が「これを気に少しでも変わることが出来れば・・・」と思ったのが、参加
したもう一つの理由。

途中、後ろから我々の後をストーカーのようにつけて来たイシイの嫁ずんこさんと合流。
ほどなく彼の家に到着。

イシイ宅に着くなり、突如ずんこさんが私の目の前で服を脱ぎだしたので
「おいおいおいおいおい、新手のサービスか?」
と正直、かなりドキドキしてました(←ラフな格好になっただけ)
・・・イシイ夫妻には気づかれなかったと思うけど。

途中コンビニで買ってきた弁当を食べた後(ずんこさん美味しい味噌汁ありがとうござい
ましたm(_ _"m)ペコリ)、裏の銭湯(←彼の家にも風呂はあります。念のため)で汗を流
した後ジェンガ大会。

ジェンガ未経験ながら2戦してベテランずんこさんを完膚なきまでに叩き潰して快勝。
やはり勝利の要因は物理学科卒業という物理マスターという私の輝かしい知性によるもの
なのか、たぐいまれなる集中力によるものなのかわかりませんが。
・・・ちなみに世間ではビギナーズラックと呼ぶ。

その時の熱戦の様子はコレ(spanstyle.com)
写真の髪の毛に少し違和感があるのは仕様です。

こうして前哨戦の夜は更けていきました。


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みなさーん!!
今日も元気にnavi研を見てくれてますかー?

・・・・・・・。

ま、正直ウチは1日6ヒットですけど今日もシコシコと世界にくだらない有益な情報を
発信しています。

さて。
当研究室も天然記念物なみの少ない愛読者様から色々とご意見を頂戴します。
今回は特にネタもないし、ここで一つ皆様から頂いたご意見にお答えしたいと思います。

Q.更新まーだー。
A.担当者が遅筆ですみません。
  アレは早いんですけどね(何が?)
  なかなか「うおおぉぉおぉ!創作意欲が沸いてきたぞぉぉ...!」とならないとねぇ。
  ・・・あまりに遅いからって見捨てないで下さい。

Q.つながりませんが。
A.固定IPアドレスではないもので...タイミングによって繋がらないことが多いです。
  そういうときは10分もう1回アクセスして見て下さい。
  それでもだめな場合は我が家のルーターが死んでいるか、サーバーが死んでいるか
  のどちらかです。
  特に冬はキケン。ブレーカーがとんでそのままサーバー停止ということがよくあり
  ます。

Q.表ページの左側にある目次一覧はただ存在しているだけなんですか?
A.本当はコーナー別のトップページを作ってそこにリンクを貼る予定だったんです。
  面倒くさくって全然作ってませんけど。

Q.表ページにあるAmazonへのリンクはどうやって使うの?
A.そのリンクをクリック(もしくは検索)してから24時間以内にお買い物をすれば、
  私が幸せになれるという超自己中リンク。
  Amazonのアカウントを既に持っている人でも問題ない...と思う。

Q.SnapDiaryはなんで旧暦を使ってるの?何月か全然わかんねーじゃん。
A.実は担当者も旧暦を見てもピンときません(いちいち何月か調べている)。
  あまりに不評なのでSnapDiaryのインデックスとか、ページ左横の過去の日誌一覧と
  かはコソコソと直しています。

Q.SnapDiaryの1つの記事が長すぎて読むの疲れる。
A.担当者がまとめるのが下手なせいです。ごめんなさい。

Q.SnapDiaryの順番ってどうなってんの?
A.更新順に並んでいるわけではありません。日付順に並んでます。
  ですので突然1年前の日記が過去のページに追加されたりします。
  全ては担当者の筆の進むまま、気の向くまま。
  最新の更新はインデックスページをご覧下さい。

Q.つーか、早くブログにしろ。
A.やっぱ世界の流れはブログですよねぇ...(遠い目)

当研究室は皆さんからの感想によって支えられています。
これからも遠慮せずにどしどしご意見・ご感想をお寄せ下さい(^o^)/


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今年もこの日がやってきました。
弊社に新しい生け贄が供給される入社式-。
今年は新たに2人のフレッシュな顔ぶれが我々の仲間に加わることになりました。

本当は3人だったのですが、1人は直前になって「単位が足りなくて卒業できませんでし
た」という事態にとなり内定取り消し。
しゃちょーを始め人事の人はたいそう残念がっていたようでしたが、

君は正しい選択をした!!

私が心の中で幻の新入社員の英断に拍手喝采をしたのは言うまでもありません。

新入社員2人ですが。
私はそのうちの1人の経歴を見て驚いたのなんの。

なんと、

某大学大学院数学研究科修士課程修了

大学院ですよ!
修士様ですよ!!

しかし、その修士様が

なぜ弊社に!?Σ(゜д゜lll)

さてはしゃちょーに騙されたか・・・。
修士なら他にもっと良い就職先がいくらでもあるだろうに・・・かわいそうに。
もっとも弊社の現状を全て知った上での入社した上での真性マゾチャレンジャーかもしれ
ません。
その辺の理由は本人のみぞ知ると言ったところ。

それにしてもウチの会社が院卒を採用するのは初めてじゃないですかね。
世の中も変わったものです。

入社式の挨拶で
今日のような明るい天気のように、弊社の未来も明るい
と堂々と言ってのけた弊社しゃちょー。

・・・おいおいおい、まさか本気でそう考えているんじゃないだろうな。

新人の活躍で少しでも弊社の未来を明るくしてくれるよう切に願うばかりです。


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